もし、ぎっくり腰やケガをしてしまったとき、あなたはどう対処していますか?
・痛みが落ち着くまで我慢しながら放置する
・痛くて動けないので寝ている
・整形外科に駆け込む
・とりあえず湿布をして様子を見る
・とにかく痛みを軽減させたいから整体を受ける
殆どの方がこのように対処されると思います。
しかし、反対にやってしまってはいけないことを考えたことがありますか?これを意外と知らないでいる方が多く、やってはいけないことをしてしまい、症状を悪化させてしまっていることや症状の改善が遅らせてしまうこともが多々あります。
一般的に、体を温めることで血流を良くし新陳代謝をあげることで体の回復力を高めていくことが大事ということを認識されている方が多いと思いますが、それを勘違いしてしまうのかやってはいけない行動をとってしまうのです。
このケースでいくと、ぎっくり腰やケガのときにやってしまってはいけないこととは
それは「患部や体を温めてしまうこと!」です。
体を温めることで血流を良くし、新陳代謝を上げ、回復力を高めるということを知っているばかりに、早く良くなりたい一心でお風呂にゆっくり浸かり体を温めましたと言う方がかなりの数いらっしゃいます。
しかし、ぎっくり腰や急性期のケガでもどちらも同じことなのですが、症状が発症したときというのは少なからずとも炎症が出ています。温めることによってその炎症が進んでしまうことで痛みが強くなったり、炎症しているところの腫れが増してきて、症状の悪化につながっていきます。そうなってしまうと改善していくのに時間がかかってしまい痛くて辛い時間が増えてしまうばかりか逆に良くなりことが遅れてしまいます。
だからといって、ぎっくり腰の場合は氷嚢や保冷剤などで冷やしたらいいかというとそうではなく、温めないようにすればいいだけです。お風呂も湯船に浸からずシャワー程度にしておくことや湿布を数時間ごとに貼りかえたりすること。そして腰を冷やしてしまうと体全体が冷えてきてしまいますのでぎっくり腰の他にも違った症状が出てきてしまう可能性が高くなってしまいます。ぎっくり腰だけでもつらいのに他の症状も追加となると火に油を注ぐこととなりまさに本末転倒の事態です。
もうひとつよくあるのが「お酒を飲んでいいですか?」です。毎日の習慣なのでしょうがこれもいけません。アルコールが体内に回ると血行が良くなります。普段なら気持ちよくなって良いことですが、ぎっくり腰や急性期のケガのときは炎症が進みやすいので炎症が落ち着くまでは控えたほうが無難です。
ぎっくり腰を経験されたことある方もない方も、もしなってしまった時の対処法を間違えず、正しい方法を知っていれば早期改善につながっていきます。これを知っているだけでも1人でも多くの方のためになると思います。もし身近な方やご自身にとって大切な方でぎっくり腰や急性期のケガの方がいましたら、この注意すべき点を教えてあげてください。