よく通院されている患者様からこういう質問があります。
「体は温めた方がいいの?それとも冷やした方がいいの??」
という質問です。
ケースバイケースですが、人の体は基本的に冷やさないようにして温める事が大事です。これに当てはまらない時ももちろんあります。それは捻挫や打撲などの急性的な怪我をしてしまったときです。
怪我をしたときは患部に炎症が起こっている状態なのでこの時にお風呂などで温めてしまうと炎症が進み、怪我の状態が悪化してしまう可能性がありますので保冷剤や氷嚢などで10分~15分ほどしっかり冷やしていきます。
炎症という観点からして上記のような怪我以外の時であれば、お風呂にしっかり浸かって体を温めたり、運動したりストレッチをして代謝を上げ血液の流れを良くしたりすることがあなたの健康を維持していく上でとても大事なことになっていきます。
体を温めるということで考えた場合、誰もがご存知のストレッチがあげられます。得ることが出来るメリットとしては、筋肉を柔らかくする、関節の可動域を広げる、代謝を上げるなどいい事ずくめです。そして何よりもいつでもどこでも自宅でも時間と場所を選ばずに自分自身で出来る体のケアになります。
こんなに良い事だらけのストレッチですが、「ストレッチを続けられない」とよく耳にします。なぜ続けられないのでしょうか?皆さんは理由を考えたことありますか?患者さんが口をそろえて言うのが「めんどくさい」「やるのを忘れる」「自分にあったストレッチがわからない」です。
ストレッチがめんどくさくなってしまう理由はほとんどこれ1つといっても過言ではないくらい共通点があります!それはいろんなストレッチに手を出して、何個もやろうとしてしまっていることです。早く体を良くしたいと誰でも思っているところがあると思いますが、早く良くなりない一心でいろんなものに手を出してしまい結果やらなくなってしまうという。仕事が終わって疲れている中、何十分も時間を取ってストレッチをする・・・ほんとに意識の高い人じゃないと続きません。
やるのを忘れてしまうことは生活の一部になっていないからです。突き詰めていうとご飯を食べることが当たり前のように寝る前に歯を磨くようにストレッチをルーチンにしてしまえば良いのです。
自分にあったストレッチは専門家に聞くことが一番の早道です。あなたの体の状態にあった的確なストレッチを専門家(整体師など体をみることができる人)に直接指導してもらってください。ジムに行けばトレーナーさんもいるのでそこで聞いてみるのも良いでしょう。世の中には本やメディアなどでストレッチの情報が溢れているのが現状です。ただ、それを鵜呑みにしてただ真似をして行うので自分にあったストレッチをしていないのが長続きしない原因の一つにもなります。
では、
ストレッチを日々続けていく為にはどうすればいいのでしょうか?
答えは簡単です。
「1つのストレッチを少ない時間でいいから毎日続けていく」
これだけです
1日1個のストレッチを数分で済ませることが出来れば毎日でも続けられると思いませんか?
たった一個だけ!寝る前に10秒間だけ行う!これを毎日続ける。
10秒だけで効果あるの?って疑問に思うかもしれませんが、やりかたのコツがあるのです。
コツを抑えて最大限の効果を発揮させる。コツは呼吸です!
ストレッチは毎日続けていくことが重要です。せっかく良いことをしていても効果がなければやっても意味がありません。1日24時間という限られた時間の中で、いかに自分自身の体と向き合えるかというのも今後あなたの健康に左右されてくることは間違いないでしょう!
寝る前に1個のストレッチを10秒間だけ毎日続ける!
健康への片道切符です!